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ナコルルの奇妙な物語(レラ/ナコルル)



(サムスピを題材にした二次創作です。許容できる方のみご覧下さい)


 『レラの奇妙な物語』の一件で、レラが目覚めたのと同じ頃・・・。
 「ううん・・・!?」
ナコルルは目を覚ますと、あたりを見回す。
(ここは・・・)
ナコルルは自分が野宿に選んだ林にいることに気づく。
 (夢・・だったのかしら・・?それにしても・・・)
ナコルルは夢の内容を思い返す。
不思議な場所で、レラにお尻叩きのお仕置きをしている夢だった。
夢の中で、これでもかとレラのお尻を叩き、真っ赤に染め上げ、手形が残るぐらいに腫れ上がらせていた。
レラも、普段のクールさをかなぐり捨てて、大泣きしていた。
 (確かに・・・リムルルからお尻を触られたと聞いて、許せないと思ったけれど・・・)
幾ら夢でもやり過ぎだ。
確かにレラにお仕置きしてやりたいとは思っているが、夢の内容ではやり過ぎだろう。
(何て・・夢を見ているのかしら・・・)
ナコルルは夢の内容が、あまりにもとんでもなくて、赤面する。
同時に、夢とはいえ、レラに痛い目や恥ずかしい思いをさせて、密かに罪悪感を覚える。
ナコルルはそんな思いを振り払うように、荷物を纏めると、その場を後にした。


 数時間後・・・・。
「今日は・・この辺で休みましょう、ママハハ」
ナコルルは相棒である鷹のママハハにそういうと、見つけた荒れ寺の中へ入ってゆく。
だが・・・。
 「誰!?」
「ご・・ごめんなさい・・!人がいるなんて・・思わな・・!?」
ナコルルは、レラの姿に気づく。
「レラ・・・何をしているの?」
「野宿よ。見ればわかるでしょう?貴女もかしら?」
「ええ・・。よろしくね」
「別に構わないわ」
そんな会話をレラとかわして、ナコルルは寺の奥へと入る。
夢の内容から、ナコルルはどことなく気まずい。
それに・・・・。
 「レラ、貴女怪我でもしたの?」
ナコルルは思わずレラに尋ねる。
ナコルルには、レラが苦痛を堪えて動いているのが見えたからだ。
 「別に・・貴女には関係な・・くうう・・!?」
レラは苦痛に呻き、思わず床にへたり込む。
「レラ・・!?まさか・・!?ごめんなさい!」
「ちょっと!待ちなさい!!」
制止するレラを尻目に、ナコルルはレラのズボンを降ろす。
「嘘・・・!?」
「見ない・・で・・!?」
ズボンの下から、真っ赤に腫れ上がり、手形まで浮かんでいるお尻が姿を現す。
「レラ・・・。あれは・・夢では無かったの?」
「コレを見て・・それを聞くの?」
ナコルルの問いに、さすがにレラもそう問い返す。
「ご・・ごめんなさい・・!!まさか・・・本当だったなんて・・!?」
「謝る必要は無いわ。私は・・ただ自分の罪を償っただけよ」
謝るナコルルに、レラは不機嫌そうな声で返す。
(そうは言っても・・・・)
ナコルルは、レラのお尻に、思わず視線を向ける。
レラのお尻は、見るからに痛々しい姿をさらしている。
夢だと思っていたときでも、やり過ぎだと思ったのだ。
現実だと知った今、ナコルルはレラのお尻に、いたたまれない気持ちになる。
ナコルルの心中で、罪悪感がどんどんと大きくなってきた、そのときだった。
 不意に、不思議な霧が、再び流れ込み、二人を覆い尽くす。
「何・・!・」
「またなの・・!?」
二人は声を上げた直後、強烈な眠気に襲われ、そのまま眠り込んでしまった。


 「んん・・・・!?」
ナコルルは目を覚ますと、先日夢で見た、不思議な場所にいることに気が付いた。
「あら・・?ここは・・・」
「目が覚めたようね。そうよ、例のお仕置き場所よ」
頭上からの声に、思わずナコルルは振り返る。
振り返ると、レラの顔がそこにあった。
「レラ・・・?どうして・・ここに?それに・・この体勢はどういうことなの?」
ナコルルは、自分がレラの膝の上にうつ伏せに乗せられていることに気づく。
「この体勢でわかるでしょう?ナコルル、今日は貴女がお仕置きを受ける番よ」
「ど・・どうしてかしら?」
ナコルルは思わず尋ねる。
セクハラ行為をしたレラならともかく、自分がお仕置きをされる、なんて思いも寄らなかったからだ。
 「ナコルル・・貴女、私のお尻を見て、どう思ったかしら?」
「・・・!?」
レラの問いに、ナコルルは自分がやり過ぎたと思ったこと、そしてレラに対して罪悪感を抱いたことを思い出す。
「わかったようね。そう・・貴女はやり過ぎたと思って、罪悪感を抱いたわ。それが・・貴女がお仕置きされる理由よ。どうやら・・・悪いことをするか、貴女のように罪悪感を抱くようなことがあれば、ここに連れて来られるみたいね。そして・・・自分のお尻で償うのよ」
「そう・・なの・・・わかったわ・・・・」
レラの説明に、ナコルルは納得する。
 「わかったなら、行くわよ。覚悟なさい」
レラはそういうと、ナコルルのズボンを降ろしにかかる。
「レラ!?お願い!待って!!」
お尻を出されかけ、ナコルルは慌てる。
 「ダメよ。お仕置きは裸のお尻にするものよ。貴女だって、私のお尻を出したでしょう?」
「あ・・・!?」
レラの言葉に、ナコルルは反論出来なくなる。
あっという間に、レラにズボンを降ろされ、ナコルルのお尻があらわになる。
同時に、レラはナコルルの両手を後ろ手に押さえつける。
「ナコルル・・・。始めるわ。いいわね?」
「は・・はい・・!?」
レラの問いに、ナコルルは羞恥を堪えて、返事をする。
それを聞くと、レラはゆっくりと手を振り上げた。


 パアアンッッ!!
「あ・・・!?」
甲高い音と共に、ナコルルのお尻に、鈍い痛みが走る。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
さらに、続けて、レラの平手打ちが、ナコルルのお尻を襲う。
 パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「きゃあ!ああ・・!あっ!きゃああ!!」
お尻に与えられる想像以上の痛みに、思わずナコルルは悲鳴を上げてしまう。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「ナコルル・・・。まだ、始まったばかりよ」
悲鳴を上げているナコルルに、レラはお尻を叩きながら、そう言う。
 パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「ごめんなさい・・!まさか・・・ここまで・・痛いなんて・・思わなくて・・きゃあ!!」
ナコルルは強めに叩かれ、思わず悲鳴を上げる。
 「これはお仕置きなのよ。痛くて当たり前でしょう?貴女・・・大したお仕置きじゃないと思って、人のお尻をあそこまで叩いたのかしら?」
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
レラはナコルルのお尻に平手を降らせながら、そう問いかける。
「そ・・そんなつもりじゃ・・!!きゃああっ!!ああっ!?」
ナコルルは弁解しようとするも、お尻の痛みに思わず背をのけ反らせそうになる。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「貴女がそういうつもりじゃないのは、わかっているわ。そもそも・・私がリムルルのお尻を触ったせいだし、その件で貴女からお仕置きされるのは別に構わないわ」
ナコルルのお尻を叩きながら、レラはそう言う。
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「きゃああ!痛あっ!きゃあっ!痛あっ!」
レラの容赦ない平手打ちに、ナコルルの悲鳴は止まらない。
はじめは雪のように白かったナコルルのお尻は、今や全体が赤く色づいている。
 パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
パァンッ!パアンッ!パンッ!パァンッ!パアンッ!
「とはいえ・・・。限度というものがあるわ。私が反抗的だったのも悪いけど、やり過ぎはただの暴力よ。わかるかしら?」
レラはナコルルのお尻を叩きながら、言い聞かせるように言う。
 「ご・・ごめんなさい・・・レラ・・。貴女には・・やり過ぎてしまったわ・・・。本当に・・許して・・・ごめんなさい・・」
ナコルルは涙を浮かべながら、謝る。
「貴女のことだから、ちゃんと反省はしてるでしょうね。でも・・・さすがに私も今回は怒っているし、貴女にはしっかり反省してもらうつもりだわ。ナコルル・・・これから一発ずつ、ゆっくりと叩くわ。一回、私が叩くごとに『ごめんなさい』と謝りなさい。いいわね?」
「わ・・わかったわ・・レラ・・・」
レラの言葉に、ナコルルはそう返事をする。
それを聞くと、レラは再び手を振り上げた。
 パアチィンッッ!!
「・・・!?レラ・・ごめん・・なさい・・!!」
レラの平手打ちがお尻に降り下ろされ、ナコルルは思わず身を強ばらせる。
だが、しっかりと謝罪の言葉を口に出す。
 バアシィンッッ!!
「痛・・!?レラ・・ごめん・・なさい・・・」
ナコルルは謝罪の言葉を出すが、どこかさっきより弱弱しい。
「ナコルル、しっかりと『ごめんなさい』と言いなさい。でなければ、反省にならないわ」
レラはそういうと、再度手を振り下ろす。
バッチィンンン!!
「きゃあ!!レラ・・ごめんなさい!!」
ナコルルは痛みに背をのけ反らせそうになりながら、大きな声で謝る。
「そう。それでいいわ。続けるわよ」
レラはそういうと、お尻叩きを続ける。
パッチぃンッ!!
「レラ・・!ごめん・・なさい・・!!」
バッシィンッ!!
「レラ・・ごめん・・なさい・・!!」
バアっシィンッ!!
「レラ・・・!!ごめん・・なさい!!」
お尻を叩く音とナコルルの『ごめんなさい』が、長い間、その場に響き続けた・・・。


 「う・・・」
「ナコルル、目が覚めたかしら?」
目を覚ましたナコルルは、レラの膝に頭を乗せて、うつ伏せに寝ていることに気づく。
 「レラ・・・?夢だ・・きゃああ!!」
突然、お尻に強烈な熱さと痛みを覚え、ナコルルは悲鳴を上げる。
 「動かないで。ナコルル、貴女のお尻はこんなになっているのだから」
レラはそういうと、鏡を使って、ナコルルに見えるように、彼女のお尻を映しだす。
ナコルルのお尻は真っ赤に腫れ上がった上、左右の丘には濃い手形がこれでもかと自己主張している。
 「レラ・・・。あれは・・・現実だったのね・・・・」
「そうよ。夢だと思いたいけれどね」
「ごめんなさい・・・。夢だと思って・・貴女にひどいことを・・」
「その話はもういいわ。言ったはずよ?私は自分の罪を償っただけよ。貴女だって、やり過ぎの罪を償ったのだから、おあいこだわ」
謝るナコルルに、レラはそう言う。
 「それより・・・・ナコルル、これを見なさい」
レラはそういうと、ナコルルに何かを手渡す。
「何かしら・・ええ!?」
受け取ったものを見て、ナコルルは驚く。
それは、数枚の絵。
ナコルルが受けたお仕置きを描いたものだ。
「私も・・同じ物を受け取ったわ。見てみなさい」
レラはそういうと、自分が受け取った、自分自身のお仕置きの絵をナコルルに見せる。
 「一体・・誰が・・・こんなことを・・・」
「わからないわ。ナコルル・・・。どうやら私達は何か厄介なものに魅入られたかもしれないわ」
「そのようね・・・。レラ・・・。一緒に頑張りましょう」
「何を頑張れというのよ。まぁ・・せいぜい、貴女にお仕置きされないようにはするわ。ナコルル、貴女も私にお尻を叩かれるようなことはしないでちょうだい」
「ええ・・わかっているわ」
共通の受難を経たためか、二人は固く手を握りしめ合って、そんな会話を交わしていた・・。


 ―完―

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