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店長/バイト君2

 「遅いわねえ、どうしたのかしら、大輔くん?」
腕時計をのぞき込みながら、沙耶はぼやくようにつぶやいた。店の者には内緒だが、二人は実は恋人同士で、今日はデートの約束をしていた。だが、約束の時間をもう一時間も過ぎてるのに、大輔は来ない。
「まさか事故にでもあったんじゃ・・・。あの子ならありえるわ・・・・」
とたんに悪い想像が次々と浮かんできた。彼女が不安を必死で鎮めようとしていると、ふと、若者の一団が目の前を通り過ぎて行く。服装や年齢の感じから、合コン帰りの大学生たちだろう。


 (あら?)
彼女はふと我が目を疑った。一団の中に大輔の姿を見たのだ。まさかと思ってもう一度よく見てみれば、間違いなく大輔だ。どうやら、すっかりデートの約束を忘れて合コンの方に行っていたらしい。
 (ゆゆゆ、許せないわっっ!!!散々心配させておいてっっ!!!)
彼女は怒りを露わにした表情で一団に近づくや、大輔の目の前に立ちはだかる。
「大輔くん、随分楽しそうね~~?」
「さ、ささささささ沙耶さんっっ!!!!」
さーっ。あっという間に大輔の顔から血の気が引いた。
「皆さんこの子のお友達?ごめんなさいねえ。ちょっと借りてくから」
彼女は年下の恋人の手を引っ張るや、強引に連れ出す。近くのホテルに入るや、大輔をベッドの上に投げ出し、睨み付けた。


 「さあて、大輔くん、覚悟はいいでしょうねえ」
「ご、ごごごごめんなさいっっ。もうしないから許してっっ」
「だあ~~~め。約束をすっぽかすような悪い子にはきっ~~~つ~~~~いお仕置きが必要よね?」
沙耶は大輔を膝に寝かしつけるや、持っていたバッグから穴あきパドルを取り出す。それを見るや、大輔はさらに蒼白になった。
「や、やだ。それやだ、沙耶さんっっ」
「だ~~め。今日という今日は容赦しないわよ。百回はぶってあげるから、覚悟しなさいっっ!!!」


 バシッバシッ。ビシバシパンパチビバシッ。猛烈な勢いで、パドルが大輔の双丘に振り下ろされる。一発ごとに、大輔の背が反り返った。
「やだっ。痛っ。痛いっ。痛いようっ。も、もうやめてぇ、沙耶さん。ちゃんとごめんなさいするからあ~~」
大輔は涙ぐみ、必死で謝るが、沙耶は容赦なく叩き続ける。だが、百回を越えたところで、パドルの勢いが緩くなってきた。沙耶は叩きながら、恋人に尋ねる。
 「なんでぶたれてるかわかる?」
「うえっ・・・や、約束守らなかったから・・・・?」
「そうよ。でも、それだけじゃないわ。わかるかしら?」
「ふえっ・・・。わ、わかんない」
ばしんっ。今までで一番強烈な一撃が振り下ろされた。沙耶は叩くのをやめると、大輔を起こして、自分と向き合わせる。
「君が来ないから、事故にでもあったんじゃないかって心配したのよ。わかる?」
「う・・・・ごめんなさ・・・・い」
「わかってくれればいいわ。じゃあ、ベッドの上に腹這いで寝なさい。お尻に薬塗ってあげるから」
 大輔は言われたとおりにすると、沙耶は薬を塗ってやる。その後、彼女はお仕置きした分、大輔をたっぷり甘やかしてやったそうな。


 -完ー




 





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